相続診断士とは
笑顔相続の道先案内人

大村 智哉さん

株式会社クリック 代表取締役

プロフィール:大村 智哉(おおむら ともや)/株式会社クリック代表取締役。1980年2月7日生まれ。静岡産業大学国際情報学部を卒業後、コンサルティング会社に就職。退職後、2012年に相続診断士の資格を取得し、現在は一般社団法人相続診断協会中部支部 支部長を努める。ほかにも、静岡産業大学同窓会 会長、学校法人新静岡学園の評議員など、社会と母校に貢献すべく幅広く活動している。
[株式会社クリック] http://www.clickltd.co.jp/

スピードも信頼の理由。

長谷川大村さんとは、共通の知人がきっかけで知り合ったんだよね!

大村そうですね。最初は電話でお話しさせていただいて、一度会いましょうという事になったのですが、最初からアルコール有りで面談させていただきました(笑)
あの時の事は、印象的でよく覚えています。宴の席でしたが、相続診断士という資格の普及の一環で「長谷川さんの職場の上司にお会いしたい」と伝えたら、その場で連絡をとってくださりお会いする機会をセッティングしてくださったのです。
そのスピード感あふれる行動には、本当に驚きました。

長谷川じっとしているのが苦手なだけなんだよね(笑)

大村でも、そういう姿勢が信頼に繋がると思うんですよね。おかげさまで、長谷川さんとの出会いがきっかけとなり、愛知・岐阜・三重など、中部地区で相続診断士という資格を取得してくださる方が、飛躍的に増えていきました。すぐに300人を越えました!

長谷川そう言ってもらえると、本当に嬉しいなぁ。

大村私が言うのもおこがましいのですが、長谷川さんは相続診断士のモデルのような方です。まさに「カリスマ相続診断士」
こちらが持ち合わせていない考え方まで、提供してくれます。長谷川さんとは、ビジネスを通じて関わり始めましたが、もっともっと深い付き合いをしていきたいと思えたのは、自然の流れでした。

長谷川人との繋がりを広げていく中で「保険には入りません」とか「保険の仕事はしません」とか、よく言われるんだよね。でも僕は、3回話してみて、この人ならっていう人にしか話さないし、話をしても強引に勧める事はしない。大村さんもそうだけど、最初は保険の話すらしなかったよね。

大村確かに。私も仕事柄、保険業界とのご縁が深かったので「長谷川さんの直接的なお役には、立てないと思います」と最初から申し上げていました。でも、長谷川さんの行動力や理念に触れていく中で、長谷川さんの視点から見た私の保険について話を聞いてみたくなりました。そして「私の人生において何が必要か?」という視点で関わってくださったので、とても安心しました。

長谷川人生と言えば、大村さんにとって、大きな人生の転機が最近あったんだよね?

大村はい。私事ですが、結婚をしました。長谷川さんからお祝いのお手紙とプレゼントをいただいたのですが、長谷川さんらしい心温まるものでした。そう言えば、長谷川さんからお手紙をいただくのは初めてではないのですが、いつも封を閉じているところに「心」と書いてありますよね?

長谷川そうそう。実は、これにはちゃんと意味があって「心」の部分から封を開けてくれた人には「僕に心を開いてくれてありがとう」って伝えるし「心」の部分を切らずに横から開けてくれた人には「僕の心を大切にしてくれてありがとうって」伝えるんだよ。そういう会話を、後でしたくて書いてるんだよね。

大村長谷川優の「優」というお名前の漢字のとおり、長谷川さんの中心には「心」がありますよね。

リベンジマッチ、やるからには本気です。

長谷川大村さんが、代表取締役の株式会社クリック、どうしてこの会社を始めたの?

大村一言で言うと「リベンジ!」
大学生の時に、ゼミの一環で有限会社クリック・ドット・コムという会社を設立したのですが、正直言って何をやってもうまくいきませんでした。悔しかったです。でも、その時に、会社経営の面白さも学びました。そして、いつか必ずリベンジしようと決めました。

長谷川学生時代に乗り越えられなかった壁に、もう一度チャレンジする。大村さんには、反骨精神もチャレンジ精神もあるよね。

大村諦めが悪いだけかもしれませんが…(笑)

長谷川大村さんの会社で取り扱っている商品に、飲食店でよく使われている呼び出しベルがあるけど、前に「どんな販売方法や販売姿勢なの?」って聞いた事があったよね。そしたら「いきなり店内全ての席に、置いてもらうのではなく、店主さんと話しながら一緒に最適な方法を考える。例えば、見えづらい奥の2テーブルだけ置いてみませんか?とか、提案しながら売っている」って教えてくれたでしょ。
その「価値があれば導入すればいい」という考え方を聞いて、ただモノを売って届けるだけではなく、相手への想いという形のないモノも一緒に届けているんだなと思ったんだよ。実際は、形のあるモノを売っているのだけど、僕と同じ考え方・姿勢がそこにはあって、共感したんだよね。

大村嬉しいです。もしかしたら、この姿勢は大学生の時に設立した、会社のパソコン教室事業の経験で身につけたのかも知れません。当時、市の事業を請け負って、比較的ご年配の方々にパソコンの使い方を教えていました。
最初の最初から教えていかなければならなかったので、まず、手をつけたのがマウスの使い方。そして、クリックの仕方だったんです。受講生の方も、本当はクリックしたいのに、ダブルクリックになってしまったり。一筋縄ではいきませんでした。
ただその時に、私達にとっては当たり前の事が、知らない方や苦手な方にとっては当たり前ではなくて、相手の立場にたって言葉や行動を選ばないと、伝わらない事を学んだんです。そういう経験が、今の自分を作ってくれているように思います。

長谷川僕のいる業界も、僕達にとっては当たり前の言葉だけれども、お客様にとってはチンプンカンプンという事もあるからね。プロとしてやっているからこそ、常に相手の目線で考えて、相手の様子を見る事を心がけて、0からサポートできる体制でいたいよね。そして、相手にとって最良のサポートをしていきたいよね。

大村同感です。実は、社名にもした「クリック」という単語には、IT用語としての意味以外に「うまくいく」とか「成功する」という意味があるそうで、私もお客様にとっての「うまくいく」「成功する」をお手伝いしたいという想いを社名に込めました。この姿勢を大切にしていきたいと考えています。

相続診断士とは、笑顔相続の道先案内人。

長谷川大村さんは、何で相続診断士になろうと思ったの?

大村身内で「争族」を経験しまして、とても寂しい思いをした事があります。テレビで見たり聞いたりしたような事を、目の当たりにしました。それと同時に、私には兄がいますので、兄とはそうなりたくないと強く思いました。そんな事があった頃、相続診断士を知りました。たまたま、相続診断協会の本部の方とのご縁もあったからなのですが、まずは自分のために相続診断士を受験してみました。

長谷川僕が、相続診断士という資格を取得したのも似たような事があったからだな。祖父が亡くなった時、どこで葬儀をするかとか、親族の中でものすごくバタバタしてしまったんだよね。そんな状況だったから「祖父をきちんと送る事ができたのか?」と、ずっと心残りで。
それでまずは相続診断士になって、その後に相続診断士として祖母にこの話をしたんだ。そして、祖母が亡くなったのだけど、祖母は自分が亡くなった時に、どうして欲しいか手紙を残してくれていた。だから、祖母の葬儀の時は、とても穏やかに祖母を送る事ができて、本当に良かったと思ったよ。

大村素晴らしい事ですね。日本には「死を前向きに考える」という文化が根付いていません。最近は、少しずつ「終活(しゅうかつ)」という言葉も聞かれるようになってきましたが、まだまだこれからだと思います。私が相続診断士としてだけではなく、相続診断協会中部支部の支部長としても活動しているのは、長谷川さんのおばあさまがされたような「笑顔相続」という相続診断協会の理念に共感したからなんですね。
そして、死を前向きに考え、生前から想いを残す文化を創るお手伝いを始めました。特に力を入れているのは、終活の代表的な活動としても知られる、エンディングノートです。これを1年に1回くらい書くようにしていきたいです。生きている人は、全員いつかその時を迎えます。
残される人達に自分の想いを残しておく事は、亡くなっていく人、つまり全ての生きている人の責務なのではないかと考えています。エンディングノートが、全てとは言いませんが、これで救われる人がたくさんいると思うのです。

自分のために。家族のために。
エンディングノートを書いて欲しい。

長谷川ズバリ、大村さんは笑顔相続を普及していくために、どんな活動をしているの?

大村人の力には限界があると思います。ですから、1人でも多くの仲間をつくっていく事で、社会が笑顔相続に1歩でも近づくような活動をしています。
相続診断士という資格を普及し、取得される方々を増やしていく事はもちろんですが、相続診断士のお客様向けにエンディングノート体感セミナーをやったり、相続診断士自らがエンディングノート体感セミナーの講師となれるような、講師養成講座をやったりしています。
他にも、相続は、相続診断士だけでは全てを解決する事ができない多岐にわたるお話ですので、地域毎に相続に強い専門家(税理士・司法書士・行政書士など)とネットワークを構築しています。

長谷川お客様の立場に立ってみると、いきなり専門家の先生には相談しにくいものだし、そもそも、どの先生に相談すればいいかわからないよね。

大村おっしゃるとおりですね。私も最初はさっぱりわかりませんでした(笑)
だからこそ、相続診断士が道先案内人となってお客様に寄り添って欲しいんです。相続というと、相続税のかかるお金持ちの方だけの問題と思われる方も多いのですが、税金問わず全ての方に関わるお話なんですよね。
実際のところ、相続で揉めているのは、相続税のかからない方のほうが数としては多いんです。現状をご相談いただければ、その問題に対して対応できる適切な専門家もご紹介できるので、まずは長谷川相続診断士に相談して欲しいです。もちろん、私も力になります。

長谷川そうですね!

大村そして、エンディングノート。何よりも大切なのはどうしたいか?どうありたいか?ではないでしょうか。その想いを綴って欲しい。エンディングノートには、どんな葬儀をしてほしいとか、大切な方々の連絡先、もちろん財産についてもまとめて書きます。これを書き綴っていく作業は、まさに人生の棚卸しです。
きっと、より良い人生を生きていくための、リスタートノートにもなると思います。長谷川さんと関わる全ての方々が、笑顔相続を迎えられる事を強く願っています!

長谷川僕も頑張ります!大村さんありがとう。

一般社団法人 相続診断協会 http://souzokushindan.com/